私の青いけし16

12年間に渡り、中国奥地やチベットなどに出向いて、この目で確かめてきた青いけしについてまとめて見ようと思います。
青いけし、メコノプシスの解説ではありません。
何十年もあこがれ続けてやっと出会った私の青いけしへの想いです。
おつきあいくださればうれしいです。


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メコノプシス・ホリドゥラ2

青いけしのほとんどは一回稔性(実生から数年経って花が咲くと枯れてしまう)だから種がうまく定着した年は花が多く咲く。花の少ない年もある。
最初に訪れた年は決して少ない個体数ではなかったが、時期がちょっと早かった。
真っ青な花が一株にあふれるように咲いている時期もあるらしい。
2007年、理想の花盛りを夢見て再びアムネマチン山麓を訪れた。
前回は行かなかった黄河源流の町、瑪多(まどう)も魅力だった。
前回より11日も遅れての出発。

5年ぶりに訪れた黄河源流は目を覆いたくなるような現実が待っていた。
ここ数年、乾燥化や工業用水のつかいすぎで、黄河の枯渇が深刻になっていた。
この年も雨が少なかった。
未舗装の道路に入ると前の車の砂ぼこりで、1m先も見えずにしばらくストップしなければならないようなありさま。
期待していた青いけし街道は砂ぼこりに覆われて見る影もなくなっていた。
それでも観察拠点の4,300mの峠では今が花盛りのホリドゥラが点々と咲いていた。
じりじりと燃える太陽の下、前後左右、じっくりと青いけしを写した。
温泉の近くの青いけしの群生地は車道拡張ですっかり潰されていた。
アスファルトの道ばたに残された数本の青いけしがあわれな姿をさらしていた。
一面の菜の花の絨毯を眺め、のんびりとフラワーウオッチングしながら走った道路は高速化し、猛スピードで走り抜けた。
そして何より心が痛んだのはチベット族の頽廃だった。
中国政府の遊牧民定住化政策で収入の道を失った彼らの行く先は絶望的だった。
食堂にいると、窓の外から手を差し出して物乞いをする大人、子ども。
エセ僧侶にも出会った。
前回は決して目にすることのない光景、胸が痛んだ。
バヤンカラ山のふもと、黄河源流で満開で大株のホリドゥラに出会ったが、個体数は多くはなかった。
乾燥化のせいか、たまたま不作の年だったのか。
季節外れの雪が降った峠で見た雪蓮が救いだった。
乾燥化=日照り続きで青空にそびえるアムネマチンの雄姿が全貌できたのはラッキーとしよう。
この前年に西寧とチベットのラサを結ぶ青蔵鉄道が開通している。
西寧を訪れる日本人は年間100人にも満たないと言われてきた僻地も、今や日本人も西洋人もがこぞって訪れる一大観光地となっている。
もう2度と訪れることはない青海省。

メコノプシス・ホリドゥラ
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コンデジよりも小さい固体があった
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季節外れの雪に覆われたバヤンカラ山
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思いがけない雪蓮
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西部大開発でいたるところ工事中
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ピカピカのアムネマチン山が望めたのは乾燥のおかげ?
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by aoikesi | 2011-07-13 10:50 | 中国青海省 | Comments(2)
Commented by kei1709 at 2011-07-16 19:55 x
ちょっと悲しい現実のお話に対して、なんと美しくけなげなお花達。
美しすぎるブルーにため息が出ます。
Commented by aoikesi at 2011-07-17 06:28
keiさんへ
ありがとうございます。
営々と続いてきた遊牧をなぜやめなければならないのか、時代の流れとはいえ、現実は厳しいです。
ブルーってどうしてこうもきれいなのでしょうね。