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中国四川省−6

日隆を去るその日は朝から雨が降り出していました。再び巴朗山の峠に降り立ったときはこぬか雨の状態でした。もう、高山病は大丈夫。日隆での3日間で体が順応したのでしょう。
この日を待ち望んでいた私、雨の中に飛び出しました。
あこがれの青いけしにやっとご対面。
中国四川省−6_f0115214_162275.jpg

透けるような花びらに雨を受けて、青いけしは神秘的に静かに咲いていました。葉や茎の鋭い刺に光る水玉が、よりいっそうの引き立て役になっています。丈は20〜30cm。花の大きさは7、8cmと思ったより大きい。
ようやく・・。
雨の中です。感慨に浸っている間もなく数株の青いけし、メコノプシス・フォリドゥラをカメラにおさめました。以前、テレビでみたヒマラヤの青いけしは、他の植物を拒否しているかのように、ガレ場にポツンと咲いていました。が、ここは違います。他の植物と共生しながら群生していました。いつまでもこの自然が残り続けるように祈りながら峠を後にしました。

念願の青いけしに出会えて、夢がかないました。
もう、思い残すことはない、とさえ考えていました。
ところが一度旅をすると、情報は次々にやってきます。初心はどこへやら、この後、毎年青いけしの旅に出かけることになります。
次回は6年後にふたたび訪れた四川省、日隆の変貌をお知らせします。
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by aoikesi | 2006-12-07 16:28 | 中国四川省 | Comments(0)