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黄河源流青いけしの旅ー4


去年の7月に訪れた黄河源流青いけしの旅の記録をまとめました。
同人誌「海棠」(主催者及川とも)に年一度の青いけしの旅の旅行記を発表しています。印刷ができ上がるまであと少しかかりますが、先取りで読んでいただけたらと思います。
今回は原稿を書いている途中にチベット騒動や中国地震が起きてしまいました。それらにも触れた旅行記となっております。
一度に長い文章はきついと思いますので、何回かにわけてupします。


未知の地、瑪多(マドウ)へ

前回は瑪沁にもう1泊して雪山郷というアムネマチン展望地に行ったが今回はここには行かずにさらに奥の瑪多(マドウ)へ移動。
地図上では前日の砂ぼこりぼうぼうの街道が最短距離になっている。5年前はこの道を通ったはずだが、張さんは遠回りでも三角形の2辺を通る道のほうが早いからコースを変更しますといった。
3角形の2辺を走る遠回りになるコースだが、舗装道路で快適なドライブができた。時間的にもずっと短縮。
工事中だった悪夢の橋(小さな橋だった)も立派にできていてあっという間に通りすぎた。
あの小さな橋を見て、川の真ん中でエンストして身動きできなくなったバスのことなど誰が想像できよう。
先頭を走っていた張さんは私のために橋のところで車を止めようと思っていたが、気がつかないうちに通り過ぎてしまったと頭をかいていた。
給油のために立ち寄った花石峡は架橋工事監督の魏氏の好意で宿泊した思い出の地。
張さんに宿舎まで連れていってもらった。真夜中に着いて早朝には出発した宿舎だが、妙になつかしかった。一晩中燃えていたペチカのぬくもりを思い出した。
花石峡から先は初めての行程になる。瑪多までは約80kmの大平原に伸びる舗装道路。地球の大きさが感じられるくらい広〜い視野が広がる。遠くに見えた雨雲が目の前に迫って激しい雨の中に突っ込んだかと思うと、からりと青空が現れたり激しい気候変動の中を瑪多に着いた。
宿舎は招待所といわれる簡易ホテル。トイレは共同でシャワーはない。石炭ストーブが燃える部屋にベッドが二つ、思ったよりきれいでほっとした。
食事は町の食堂で野菜たっぷりの中華料理。
自分の食欲パターンは朝食はお粥や肉まんをほどほど、昼食は持参したカップ麺かレトルトご飯を中心にしっかり食べる。そして夕食はほとんど食欲なし。
どうも夕方には高山での行動の疲れが出て食欲がなくなるらしい。

瑪多(マドウ)への途中で見つけたダイオウの仲間
漢方薬に使われるとか
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激しい気候変動の中を行く。
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翌日訪れたバヤンカラ峠ではとんでもない気候の歓迎を受ける。
Commented by gigen_t at 2008-06-18 08:33
 今日も 拝読いたしました。 感想は まとめて、
Commented by aoikesi at 2008-06-18 16:52
gigenさん
ありがとうございます。
Commented by howdygoto2 at 2008-06-19 08:58
おはようございます。
2枚目の写真は雨雲ですよね。
雲の下は、土砂降りかな・・・
さて、いよいよ明日沖縄に旅立ちます。
Commented by aoikesi at 2008-06-19 10:50
gotoさん
たった今、見てきたばかりです。
いってらっしゃい!
私も今週末から青いけしです。

黒い雲の下は土砂降りでしょうね。
中国の大地はスケールが違います。
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by aoikesi | 2008-06-17 14:30 | 中国青海省 | Comments(4)