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カテゴリ:M・シンプリキフォリア( 2 )

12年間に渡り、中国奥地やチベットなどに出向いて、この目で確かめてきた青いけしについてまとめています。
青いけし、メコノプシスの解説ではありません。
何十年もあこがれ続けてやっと出会った私の青いけしへの想いです。
おつきあいくださればうれしいです。


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メコノプシス・シンプリキフォリア

はじめてこの花を見たのは、やはり最初に訪れた05年、東チベット、セチ・ラ峠。
3泊のテント生活を終えて、パーイーのホテルに帰る途中だった。
眠るのが下手な私は3日間、わずかな睡眠で過ごしてきた。
標高4,600mのセチ・ラ峠に着いたときは最悪な体調だった。
幹線道路で車を降りて、ゆるい坂道を登りながら花を見て行く。
歩きはじめて30分もしないうち、息切れがひどくて足は動かなくなってしまった。
添乗員さんに断ってバスに戻ろうとしたとき
「青いけしがあるよ〜」
という声がした。
見れば100mくらい先に数人の人が集まっている。
「今までのけしとは違う花よ〜」
という呼びかけに、気力を奮ってまた歩き出した。
やっとこすっとこたどり着いた先に咲いていたのがこのシンプリキフォリア。
スックと伸びた30cmほどの茎の先に大きな青い、うつむきの花を咲かせていた。
ロゼット状の葉の間から数本の茎を伸ばし、1個の花を咲かせる。
柔らかな毛をまとった優しげな姿。
斜面の途中に生えていたので道路から見上げるとばっちりと目があった。
うれしくて高山病など吹っ飛んでしまったような気分になった。
数枚の写真はなんとか撮れた。
さらに50mほど登ったところに、あこがれのレウム・ノビレも咲いている。
が、体力は限界だった。
現地ガイドにカメラを渡して、レウムノビレを撮ってもらった。
元気なみんなはさらに峠の上を目指して歩いて行ったが、一人トボトボとバスに戻った。
翌年の06年、再び東チベットを訪れたとき、別の場所でもシンプリキフォリアに出会った。もっと標高の低い場所だった。
09年に訪れたブータンでは、テントを張った放牧地の草むらに咲いていた。
他のけしに比べ、乾燥地や湿り気のある地など、自生地に柔軟性を持たせているように思った。

高山病でフラフラの私に微笑みかけてくれた
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翌06年に見たシンプリキフォリア
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濃紫色の個体にも出会った
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ブータンで、潅木の中から顔を出していた
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現地ガイドに撮ってもらったレウム・ノビレ
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メコノプシス・シンプリキフォリア


回を重ねた青いけし追っかけの旅、7回目の2005年は体力的に無理かと思っていた東チベットを選びました。
標高3650mのクンガ空港にいきなり下ろされるチベットは、高山病に弱い私には自信がありませんでした。この2年前に行ったアムネマチン山麓の旅が自信につながったのです。高山病に有効だという薬のおかげです。
クンガ空港から1時間のラサに1泊し、5020mのミーラー峠も問題なく通過しました。
このときの一番の目的はテント泊をしてイギリスのプラントハンター、キングドン・ウオードの足跡をたどるというもの。
が、私にとっての最大の目的は日本でも園芸種として栽培されているメコノプシス・ベトニキフォリアを見ること。アクシデントはありましたが、この目的は大満足で達成されました。このいきさつは後ほど。
苦手なテント泊も終わり、帰り足に標高4515mのセチラ峠でフラワーウオッチングをしました。3泊のテント生活で体力を消耗していた私はみんなについて行けません。
一人車のそばで待っていたとき、「青いけしがあるよ〜〜!」
100mくらい行った先に咲いているらしい。
這うようにしてやっとたどり着いて目にしたケシがメコノプシス・シンプリキフォリアでした。
名前の通りシンプルでやさしげな姿。
枝分かれせずに1本の茎に1個の花がうつむいて咲いていました。
色は淡いブルーでほんのりピンクがさしていて、丸みがかった花びらが乙女(古い?)チックです。
茎や葉を覆っている毛もさわって痛いというほどではありません。
夢中でシャッターを押し続けました。
気がつけばそばに現地のガイドが付き添っているだけで私ひとり。他のみんなはさらに遠くに見える50cmくらいに伸びたレウム・ノビレ(タデ科の温室植物)を目指していました。
私にはここまでくるだけで精一杯、ひとりとぼとぼと車に戻ったものでした。
1時間ほど待ってやっと戻ってきた仲間からもう1種類のケシがあったと聞かされてショックを受けたのは言うまでもありません。
翌2006年に再び同じ東チベットを訪れました。
前年より2週間遅い出発でテント泊はなし。
見そびれたケシとつぼみだった別のケシを見るためです。
思いがけずにシンプリキフォリアに2カ所でまた出会えたのです。
セチラ峠には濃紅紫色の珍しい固体がありました。
この年はみんなと一緒に行動できました。


メコノプシス・シンプリキフォリア
2005年6月23日撮影
セチラ峠4515mにて。
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ガレ場に点々と数本が。
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2006年7月8日撮影
標高4000m弱の草原にて、近くにはチベット族の住居がありました。
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セチラ峠にて。珍しい色。
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