12年間に渡り、中国奥地やチベットなどに出向いて、この目で確かめてきた青いけしについてまとめてみました。
青いけし、メコノプシスの解説ではありません。
何十年もあこがれ続けてやっと出会った私の青いけしへの想い、シロウトのたわごとと思ってください。
↓こちらも応援いただければ(^ロ^)~~♪
海外旅行ブログランンキングへ
AOIKESI'S HPへは↓こちらからどうぞ
http://web.mac.com/ma3ko/iWeb
本物のメコノプシス・ベトニキフォリア
いつもお世話になっているSツアー会社から思いがけない便りが届いた。
メコノプシス・ベトニキフォリアに関する報告書である。
東チベットで見られるM・ベトニキフォリアをM・ベイリーに改名するという。
というか、以前はベイリーと呼ばれていた種をベトニキフォリアと改名していたらしい。それをまた元に戻してベイリーと呼ぶことにしたというややこしいお知らせだった。
ということは、前回、前々回と載せたベトニキフォリア1と2は、正しくは
メコノプシス・ベイリー1
メコノプシス・ベイリー2と直さなければならないということ。
では、本物のベトニキフォリアとは・・・?
プラッティーの項で述べた雲南省老君山に咲いていた2種の青いけし。
それらが晴れて本物のメコノプシス・ベトニキフォリアに認定されたのだ。
2000年にはじめて訪れた雲南省老君山でその花を目にしていた。
ひとつは車道沿いの崖に咲く藤色がかった4弁の青いけし。
もうひとつは老君山の散策路で見つけたレインボーカラーの青いけし。
そのときのガイドの先生はまだ青いけしに詳しくなくて名前が分からなかった。
どうしても気になって、4回目の旅からお世話になっているSツアー会社に写真をお見せしたらベトニキフォリアではないかと。
これをきっかけにSツアー会社が老君山を含む雲南省の新しい旅を組み立てた。
もちろん、参加しないわけにはいかない。
2008年、再び訪れた雲南省老君山の2ヶ所で見事な青いけしに再会できた。
山荘近くの車道沿いの崖に咲くベトニキフォリアはやっぱり藤色がかった尖った4弁の花が大きな群落を作っていた。
「発見者が一番先に写真を撮りなさい」
とガイドを兼ねた社長。
「え〜?私が発見したわけではないですよ」
「だけど、あなたの写真がきっかけで作られたツアーなんだから」
なんだか面はゆい気持ちを抑えながらシャッターを切った。
山荘に泊まった翌日は朝から老君山に作られた散策路をハイキング。
うっそうとしたシーダーや大木のシャクナゲが連なる森を歩くこと1時間。
レインボーカラーのベトニキフォリアを見た斜面についた。
小ぶりな人ならすっぽり隠れてしまいそうな草むらを、ベトニキフォリアは虹色に染めていた。
こちらは丸みを帯びた花弁でおおらかさを感じる花だ。
あの時に見た花と同じ色と形だった。
2ヶ所のベトニキフォリアは種類が違うのではないかと思うくらい外見は異なっている。植物を分類するのは外見ではないのだそうな。
蕊の形だったり葉の形や付き具合だったり、DNA鑑定などと言われたらシロウトにはとうてい手に負えない未知の世界だ。
研究者は確たる証拠(?)を握っておられることだろうと思う。
シロウトながらひとつ気がついたことがある。
結実した実であるが、チベットのベトニキフォリア改めベイリーはびっしりと気に覆われている。
今回の老君山のベトニキフォリアの実はツルンとして毛はほとんどない。
この違いが2ヶ所のケシを別種とする判断材料に含まれていたのかは定かでない。
何はともあれ、この雲南省の旅の翌年に届いた報告書である。
私は見てきたというだけで何の手柄も立てていないのに、妙に自尊心がくすぐられる改名の報告書であった。
車道沿いの崖に咲くベトニキフォリア
老君山の散策路の草むらに咲くベトニキフォリア
老君山の散策路、石積みされた立派な遊歩道
雲南省と東チベットのベトニキフォリア、似たような写真があったので比較してみます
花はどちらも違いがないように思われます
一番花の下の花茎のでかたが違う?
雲南省のけしは毛が少ない
他にふたつを違う種とする何かがあるのでしょうが同じ種と言われてもおかしいとは思えません
M・ベイリーと改名された東チベットの青いけし
晴れてM・ベトニキフォリアと再認定された雲南省の青いけし
青いけし、メコノプシスの解説ではありません。
何十年もあこがれ続けてやっと出会った私の青いけしへの想い、シロウトのたわごとと思ってください。
↓こちらも応援いただければ(^ロ^)~~♪
海外旅行ブログランンキングへ
AOIKESI'S HPへは↓こちらからどうぞ
http://web.mac.com/ma3ko/iWeb
本物のメコノプシス・ベトニキフォリア
いつもお世話になっているSツアー会社から思いがけない便りが届いた。
メコノプシス・ベトニキフォリアに関する報告書である。
東チベットで見られるM・ベトニキフォリアをM・ベイリーに改名するという。
というか、以前はベイリーと呼ばれていた種をベトニキフォリアと改名していたらしい。それをまた元に戻してベイリーと呼ぶことにしたというややこしいお知らせだった。
ということは、前回、前々回と載せたベトニキフォリア1と2は、正しくは
メコノプシス・ベイリー1
メコノプシス・ベイリー2と直さなければならないということ。
では、本物のベトニキフォリアとは・・・?
プラッティーの項で述べた雲南省老君山に咲いていた2種の青いけし。
それらが晴れて本物のメコノプシス・ベトニキフォリアに認定されたのだ。
2000年にはじめて訪れた雲南省老君山でその花を目にしていた。
ひとつは車道沿いの崖に咲く藤色がかった4弁の青いけし。
もうひとつは老君山の散策路で見つけたレインボーカラーの青いけし。
そのときのガイドの先生はまだ青いけしに詳しくなくて名前が分からなかった。
どうしても気になって、4回目の旅からお世話になっているSツアー会社に写真をお見せしたらベトニキフォリアではないかと。
これをきっかけにSツアー会社が老君山を含む雲南省の新しい旅を組み立てた。
もちろん、参加しないわけにはいかない。
2008年、再び訪れた雲南省老君山の2ヶ所で見事な青いけしに再会できた。
山荘近くの車道沿いの崖に咲くベトニキフォリアはやっぱり藤色がかった尖った4弁の花が大きな群落を作っていた。
「発見者が一番先に写真を撮りなさい」
とガイドを兼ねた社長。
「え〜?私が発見したわけではないですよ」
「だけど、あなたの写真がきっかけで作られたツアーなんだから」
なんだか面はゆい気持ちを抑えながらシャッターを切った。
山荘に泊まった翌日は朝から老君山に作られた散策路をハイキング。
うっそうとしたシーダーや大木のシャクナゲが連なる森を歩くこと1時間。
レインボーカラーのベトニキフォリアを見た斜面についた。
小ぶりな人ならすっぽり隠れてしまいそうな草むらを、ベトニキフォリアは虹色に染めていた。
こちらは丸みを帯びた花弁でおおらかさを感じる花だ。
あの時に見た花と同じ色と形だった。
2ヶ所のベトニキフォリアは種類が違うのではないかと思うくらい外見は異なっている。植物を分類するのは外見ではないのだそうな。
蕊の形だったり葉の形や付き具合だったり、DNA鑑定などと言われたらシロウトにはとうてい手に負えない未知の世界だ。
研究者は確たる証拠(?)を握っておられることだろうと思う。
シロウトながらひとつ気がついたことがある。
結実した実であるが、チベットのベトニキフォリア改めベイリーはびっしりと気に覆われている。
今回の老君山のベトニキフォリアの実はツルンとして毛はほとんどない。
この違いが2ヶ所のケシを別種とする判断材料に含まれていたのかは定かでない。
何はともあれ、この雲南省の旅の翌年に届いた報告書である。
私は見てきたというだけで何の手柄も立てていないのに、妙に自尊心がくすぐられる改名の報告書であった。
車道沿いの崖に咲くベトニキフォリア
老君山の散策路の草むらに咲くベトニキフォリア
老君山の散策路、石積みされた立派な遊歩道
雲南省と東チベットのベトニキフォリア、似たような写真があったので比較してみます
花はどちらも違いがないように思われます
一番花の下の花茎のでかたが違う?
雲南省のけしは毛が少ない
他にふたつを違う種とする何かがあるのでしょうが同じ種と言われてもおかしいとは思えません
M・ベイリーと改名された東チベットの青いけし
晴れてM・ベトニキフォリアと再認定された雲南省の青いけし
Commented
by
howdygoto2 at 2011-06-30 09:06
おはようございます。
やっぱり、青いけしの花は魅力的ですね。
機会があれば、本物を見てみたいです。
やっぱり、青いけしの花は魅力的ですね。
機会があれば、本物を見てみたいです。
0
Commented
by
aoikesi at 2011-06-30 16:20
Commented
by
kei1709 at 2011-07-02 19:39
Commented
by
aoikesi at 2011-07-03 06:27
by aoikesi
| 2011-06-27 10:18
| 中国雲南省
|
Comments(4)